仲介職社員座談会
Brokerage Talk

人生の一大イベントに立ち会い、
お客様と心で通じ合う。

阪急阪神不動産の仲介で大切なのは、
お客様のためにどれだけ一所懸命になれるか。
今回は仲介職社員5人に、入社動機、
仕事の難しさややりがい、印象的なエピソード、
今後挑戦したいことについて語ってもらいました。

(※所属部署・職務は取材当時)

  • ソリューション推進部 仲介グループ
  • 海事科学部卒 | 2014年入社

2025年5月から神戸三宮営業所の所長に就任。所員を信頼し、裁量を持たせるマネジメントを心掛けています。同時に、所員一人ひとりの個性を深く理解し、強みを最大限生かす個別指導や戦略立案も行っています。

  • ソリューション推進部 仲介グループ
  • 経済学部卒 | 2019年入社

リテール向け売買仲介を約4年経験した後、事業用不動産を専門に扱うチームの立ち上げ年度に、そのメンバーに選出されました。新しい業界に来たかのような大きな変化を経て、日々学びを得ています。

  • ソリューション推進部 仲介グループ
  • 政策科学部卒 | 2020年入社

妻の出産を機に、マンションデベロッパーから転職。2024年には第2子も生まれ、育児と仕事を両立する男性社員のロールモデルを自負しています。周囲のサポートもあり、充実感を持って業務に打ち込めています。

  • ソリューション推進部
    仲介グループ
  • 経営学部卒 | 2021年入社

入社後4年間で宝塚(兵庫)・長岡(京都)・茨木(大阪)と3つの営業所に配属され、各エリアの特色に合わせた仲介のスキルを身に付けました。相続や収益物件などの専門知識も積極的に吸収しています。

  • ソリューション推進部
    仲介グループ
  • 観光学部卒 | 2022年入社

神戸三宮営業所に所属。「行動を早く」をモットーにお客様や部署のメンバーとの信頼を築いています。最近は買取再販事業にも携わっており、新しい挑戦を楽しみながら目の前の仕事に全力で取り組んでいます。

入社動機と入社後の印象を教えてください。

関西に根付いて働きたいと考え、他社の内定を断って就活をやり直しました。そこで阪急阪神不動産に出会い、ネームバリューと高いブランドイメージに魅力を感じました。入社を決めたのは、面接を通じて先輩社員の優しく誠実な人柄に触れ、「この会社なら」と直感したためです。実際、雰囲気が良く働きやすい職場です。

頑張った成果がちゃんと評価され、それが報酬にも反映されます。ここで成長しようと思い、入社を決意しました。また、仲介は自社商品を売る営業よりも自力が問われるため、自分がどれだけできるか試したかった、というのもあります。不動産業界は体育会系のイメージでしたが、当社は穏やかな人が多く、安心感を持って働けています。

私も同じで、商品力ではなく人間力でお客様に選んでもらえる点に魅力を感じました。その中で阪急阪神不動産を選んだのは、宝塚育ちで阪急沿線に愛着があったからです。入社後に感じたのは、女性も働きやすいということです。実際、産休・育休後に現場復帰して、子育てをしながら活躍されている先輩もいます。

私はまさに、子育てとの両立を考えて阪急阪神不動産に転職してきました。前職はマンションデベロッパーだったのですが、全国転勤が年に2回もあり、子育てをするには厳しい環境でした。当社を選んだのは、転勤がないことと、<ジオ>のブランドイメージに頼もしさを感じたからです。期待通り、仕事と子育てが両立しやすく、育休も9カ月間取らせてもらえました。

私も中途入社で、前職は不動産仲介会社です。ただ、個人商店の集まりのような会社で、体系的な学びを得る機会に課題を感じていました。阪急阪神グループという確固たる基盤と豊富な実績を持つ当社でなら、幅広い経験を積み、不動産のプロとして成長できると考え、転職を決意しました。私も子育て中ですが、フレックスタイム制や在宅勤務などの制度が整っており、とても働きやすい環境だと思います。

仲介職社員座談会

普段の仕事で心掛けていること、やりがいや難しさは何ですか?

仲介の仕事は、お客様同士の不動産売買をサポートすることです。物件の提案、価格交渉、契約手続きまでをトータルで行います。心掛けているのは、お客様が積極的にお話ししたくなるような傾聴姿勢です。プロとしてのアドバイスも大切ですが、本音を聞き出せてこそ、お客様にとって最適な取引ができると考えています。

高く売りたい売主様と安く買いたい買主様双方の間に立ち、プロとして公平な視点で最善の提案を行うのは、面白くもあり難しいです。まずはじっくりとお話を伺い、思いや条件を丁寧にくみ取るよう心掛けています。双方から「おかげでいい取引ができた」と言っていただけたときは、大きなやりがいと達成感があります。

お客様によって、ニーズも来店経緯も不動産の前提知識の程度も異なるので、一人ひとりに最適な対応や提案をするのは難しいところです。ですが、不動産売買という人生の一大イベントに立ち会い、「ありがとう」の言葉と笑顔をいただけるこの仕事は、とても魅力的だと思います。

所長として、マネジメントのゴールは自分がいなくても店が回ることだと考えています。また、各所員の成長のためにも自分の頭で考える力が必要です。仲介の仕事は積極性が大切で、自分次第でどこまででもやれる世界ですからね。そこで、必要最低限の報告を受けつつ、所員が自らの意思で行動できるよう見守っています。

私の担当する事業用不動産は、扱う物件の種類やお客様の目的が多岐にわたり、その点がリテールとは異なります。当社として初めてのケースも発生し、これまでのノウハウだけでは対応できないことも多々あります。裏を返せば、常に新しい業務に携わることができ、自分が前例をつくれるのがやりがいだとも言えます。

仲介職社員座談会

仕事をする上で印象的だったエピソードを教えてください。

所長ではなく担当者だったときの話ですが、一人のお客様をきっかけに、その方の親族全体の住み替えや資産売却をお手伝いすることになりました。最初の取引で私の迅速な対応や顧客第一の仕事ぶりを見て、すべて任そうと思われたようです。仲介の本質は信頼だと、改めて実感しました。

ご高齢の売主様から、「福祉施設に移るので、できるだけ早く売却したい」というご相談を受けたときのことです。本物件が阪急電鉄の元分譲地であったこともあり、お客様からは「買った時も、売る時も阪急だから安心」と、大変ご信頼いただけました。お客様に寄り添い、「阪急さんに任せて良かった」と言っていただけたのは大きな喜びです。この安心感こそ、阪急グループの一員である当社ならではの強みだと改めて感じていました。

20代のお客様のマイホーム購入をサポートしたことがあります。資金面に不安があったため、何十年も先のライフプランを作成したり、銀行を複数当たって条件を比較したりと奔走しました。結果、無事マイホーム購入が叶い、「あなたがいなかったら、きっと踏み切れなかった」という言葉をいただきました。お客様の人生のスタートラインに貢献できた喜びは今も覚えています。

私は、キルギス人ご夫婦のマイホーム購入を担当しました。住宅ローンや日本独自の制度など、外国人ならではの困難やトラブルがありましたが、関係各所を回って対応を重ね、取引を実現しました。その熱意が伝わり、ご夫婦からは後日ホームパーティーに招待され、さらにリフォームも当社にご依頼いただけました。言語や文化の壁を越え、お客様と信頼関係を築けた忘れられない経験です。

社内で初めての電子契約を実現しました。台湾人のお客様が日本で投資用不動産をご購入されるという案件です。お客様が契約を決められたときには既に台湾に帰国されていたため、当時導入されたばかりの電子契約をご提案しました。今後もこのような事例は増えていくでしょうし、その先駆けになれたことをうれしく思います。

仲介職社員座談会

今後、阪急阪神不動産でどんなことに挑戦したいですか?

不動産売買の仲介だけで終わらず、お客様が沿線で安心して暮らし続けられるよう、購入後も継続的にサポートできる「生涯の不動産パートナー」を目指します。お客様のライフステージに応じたきめ細かなサポートができるよう、リフォーム相談、資産運用の助言、住み替えのご提案などを幅広く経験し、追求していきたいと思います。

どのお客様にも、「この人に任せれば間違いない」と思っていただくことが目標です。そのためには、複雑な課題や初めてのケースにも冷静かつ的確に対応できる知識と経験が求められます。今後は相続や収益物件などの専門知識を積極的に吸収し、同時に、日々取り扱う案件から得られる学びも大切にしたいと考えます。

私の所属する神戸三宮営業所は、海外のお客様も数多くいらっしゃいます。そのため、私が挑戦したいのは、語学力を磨いて、海外のお客様を英語でサポートすることです。言葉の壁がなければ、海外のお客様に対しても真のニーズをくみ取り、よりいいご提案ができるはずです。そうして阪急阪神沿線の国際的価値向上に貢献したいと思います。

私は、今後も事業用不動産の仲介を極めていきたいと思っています。阪急阪神不動産の事業用不動産仲介は、これからさらに発展が期待され、会社としても力を入れている分野です。そして、その成長と飛躍は専門チームである私たちにかかっています。会社を引っ張っていくつもりで、案件拡大と顧客満足度の向上に努めていきます。

阪急阪神不動産は<ジオ>の会社というイメージが強く、仲介事業には今後より大きな発展の可能性があります。そこで私が挑戦したいのは、このポテンシャルを形にし、事業規模を拡大することです。そのために、自身が担当者時代に培った力をマネジメントに生かし、チーム全体のパフォーマンスを最大化していきたいと考えています。

仲介職社員座談会