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トップメッセージ

福井 康樹

夢を持って成長できる持続可能な社会の実現に向けて

当社は、阪急阪神ホールディングスグループの中核会社として長きにわたり、人々に豊かなライフスタイルを提案し、魅力あふれるまちづくり、都市開発事業、住宅事業を展開してきた総合デベロッパーです。近年は、近畿圏のみならず、首都圏、またASEANを中心に、オーストラリア、アメリカなどの海外へも事業エリアを拡大しています。

昨今、地球温暖化の影響による自然災害の激甚化や、世界情勢や経済の混迷を背景にしたさまざまなリスクの顕在化により、人々が安心できるレジリエント(強靭)なまちづくりへの注目がますます高まっています。
当社においてもそういった事業環境や社会経済環境の急速な変化に対応して、持続可能な社会の実現に向けた施策を実践すべく、阪急阪神ホールディングスが2020年5月に発表したサステナビリティ宣言に基づき、ESG(環境・社会・企業統治)に関する各種取組を推し進めています。

人と環境に優しい空間づくりを推進

政府が2050年のカーボンニュートラル実現を目指す中、住宅事業では新築分譲マンションや賃貸マンションをZEH-M Oriented以上とするなど、人にも環境にも配慮した住まいづくりを推進しています。
分譲マンションにおいては、共用部の化粧材等に国産木材を積極的に活用。原則として地産地消とすることで輸送時のCO2排出量を削減し、地域の森林環境保全に寄与してまいります。
また、マンションにご入居される方々にもご協力いただき、各家庭で出る「使用済み天ぷら油」の燃料資源化や、不要となった衣料品のリサイクル等、資源循環の活動にも取り組んでいます。
※他社との共同事業など一部の物件を除く。

オフィス・商業施設では再生可能エネルギー由来の電力を導入し、2025年度には阪急・阪神沿線及び大阪梅田エリアで当社が運営する各施設における電力使用量の約9割を再エネ電力に置き換えます。加えて、一部ビルではBEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)によりエネルギー使用量・効率を「見える化」し、ビル設備の省エネ運転・制御に役立てながらも、温度・湿度をコントロールすることで快適性も維持しています。

また、従業員への環境教育の一環として兵庫県神戸市内の「キーナの森」の一部を「阪急阪神不動産の森」とし、当社社員が森林保全活動を行うとともに、森林資源の活用も推進しています。

誰もが輝ける職場環境を目指して

共働き世帯の増加、少子高齢化により、育児・介護や仕事とのワークライフバランスが重要視されるとともに、国籍や性別・年齢、障がいの有無などに関わらず、多様な人々が活躍できる社会が求められています。
さまざまなバックグラウンドや価値観を有する多様な人材が、互いを尊重し活躍できるためにもダイバーシティ&インクルージョンを推進させ、従業員満足度の向上、健康経営の充実にも力を入れてまいります。

すべてのステークホルダーに信頼される企業へ

「お客様の喜びを実現し、社会に貢献する」ために、阪急阪神ホールディングスグループの一員として、経営の透明性・健全性を一層高め、法令等の遵守や適時適切な情報開示等を通じ、コーポレート・ガバナンスの強化・充実を図っています。
具体的には「コンプライアンスの手引き」を用いた従業員研修や企業倫理相談窓口の設置などを行い、コンプライアンスの徹底に取り組んでいます。
また、リスクの未然防止及び発生時の損失最小化のため、リスク管理体制を構築しました。
さらに、グループ全体で実施しているリスク調査で、気候変動、公衆衛生上の災害や事故、法令遵守、組織運営上のリスクを洗い出すとともに、リスクに適正に対応することで経営の健全性を担保しています。

当社並びに当社グループとして、これからも一丸となって100年以上積み重ねてきた「まちづくり」・「ひとづくり」を未来へつなぎ、地球環境をはじめとする社会課題の解決に主体的に関わりながら、すべての人々が豊かさと喜びを実感でき、次世代が夢を持って成長できる社会の実現に貢献するべく一層取組を加速してまいります。

阪急阪神不動産株式会社
代表取締役社長
福井 康樹

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